呉若石・鄭英吉共著「 万病に効く足裏マッサージ」台湾式足ツボマッサージの「若石館」です

 

呉神父足部健康法新旧手法の比較■ ・・若石健康とは・・
‘若石健康法学術研討会-2006年つくば世界大会論文集‘から
−名誉理事長 呉若石−

 足裏療法が台湾で芽生えて既に26年になります。
当時、台東で「未来のための健康」のドイツ語版を手にして、見よう見まねで学び始めました。他に参考になる資料も無く、2年目には休暇を利用して、スイスの足裏療法の学校で研修を受けました。
台東の協会に戻ると、欧米の「サムウォ―ク」のようなソフトな方法をそのまま台湾にコピーするのではなく、当時の生活習慣や環境及びニーズに合わせて、独自の手法へと発展させました。そして、愛の心から全台湾及び海外各地へ、特に交通の不便な貧困地区へ伝えました。

 足裏療法は俳毒のために行うので、腎臓をしっかりもむことが大切です。
最初と最後は腎臓の反射区をもみます。
足裏の尿酸結晶を排出するので、「痛いところほど病気が重いと分かる。」「痛くすればするほど老廃物がきれいに取れる。」「我慢さえ出来れば、痛ければ痛いほど効果がある。」「長くやるほど効果がある」などの間違った観念から、個人の体質や体力を軽視し、疲れを増し、ひどい場合には逆効果になっていたのです。
  

 数年来、各方面の知識と臨床経験の積み重ね、全て新しい概念で1980年から新しい「足裏療法」が海外にも広まり始めました。
私は、台東の長濱で8年間の教会生活を送り、平日は、友人に会い、日曜日にはミサを開いたりして、後進を育成する時間は無く、たまに教会や民間の団体で講演をするぐらいでした。
新しい手法や観念を同業者に伝えることが出来ず、一部のマスコミなどの誤解もあり、「足裏は痛い」「痛みに耐えられる人しか受けられない」という考えが植え付けられ、多くの潜在的顧客を失ってしまいました。
同業者にとって大きな損失です。しかし、ここ十年何度もマスコミの取材を受け、新しい手法、新理論を伝え続けてきました。特に若い世代には足裏療法とは何かを知って頂けました。新聞やテレビの報道で新しい概念、新手法が多くの人に知られることになるでしょう。
   

 過去と現在の理論上及び手技上の違いは以下の通りです。   

〜理論面〜 〜手技上〜

 足裏のしこりは尿酸結晶ではなく、体の器官や組織の病変後、反応区に対応区の細胞の組織の変化が作り出したものである。
 以前は老廃物を排出するため500ccのお白湯を飲むとしていたが、生理学的に言えば適度な水分でよい、さもないと心、腎臓、胃腸の負担をかけたり、虚になったりし重病の方には適しません。
 反応区は個人の足の骨で決まる。健康な人の足の骨は身長に正比例し、臓腑は足部の反応区の通りに配列している。完全に生物の全息律に従っている。
 足の反応区図は、五行五色を五臓五腑と五官に配する。そうすることで相関性や実践方法が容易に理解できる。
 中国医学で言う全体観の治療を行い、如何に診断治療をすれば病気の予防となり、悪化を防げるかという予防医学の観念である。
 新方式では「脳」を人体のスイッチと考え大脳からもみ始める。上から下へ、内から外へ全面的に漏れが無いように治療を行う。「順氣(気の流れを変える)」と言う作用もある。過去の足裏療法は俳毒のため、或いは、循環促進や腎臓、心臓の強化のためという観念は打ち破らなければならない。

 簡易易学で容易に出来る:以前の足裏は定点または反射区番号を基準に数回もしくは数分もんでいたが、新方法は骨格や筋肉の構造に基づき施術を行い、病理反応現象を探し、区域を連続的にもむ方法で病理反応物をなくす。
 新方式は道具を使い、無駄な力を省き、便利で身体を痛めない。手の指の変形、目肩、腰を痛めない。施術者は姿勢やイスなどの設備に注意し、職業病を避ける。
 旧法は「痛み」が実技の指標となり、痛ければ痛いほど良いという主張で多くの人が耐えられないと思っていた。新方式は病理反応の現象を知り、個人の体質によって適度の刺激をする。そうすれば耐えられ施術後の心地よさも楽しめる。
 もむ順番は、「頭」から始め、体内の各系統の相互強調、協力をコントロールし、最後に個人の必要に応じ、全体の調整をもれなく行う。機械のように反射区番号の1から83をもむのではない。
 

 新足部健康法は、26年前の赤ちゃんが成長し、青年になるように完全な理論と手技となった。
足部健康法はまったく新しい境地に入り、みんなに享受されようとしている。 
     

--足つぼマッサージ(足ツボマッサージ)、足裏マッサージ、台湾式足ツボマッサージ、若石健康法、豊田本部【若石館】--



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